感謝人
『成和フエルト株式会社 代表取締役 吉田昌以』
プロフィール

会社名 |
成和フエルト株式会社 |
役職 | 代表取締役 |
本社 |
愛知県名古屋市守山区太田井10-7 |
設立 |
1952年4月30日 |
業種 |
フエルトを主とした工業用資材の加工販売 |
URL |
名前 |
吉田昌以 (よしだ まさゆき) |
出身地 | 愛知県 |
最終学歴 | 名城大学卒業 |
生年月日 |
1962年10月3日 |
こだわり | 素材は日々生まれ、常に良いものが選ばれる |
趣味 | 音楽、映画 |
座右の銘 | 素材に無限の可能性を 笑売(商売) |
尊敬する人 |
父親 |
会社の強み |
常に人を大切にし、思いやりと意思を持って事にあたります |
経営とは? |
会社は道場であり、自分を磨く場所です。そして人を喜ばせる場所でありたいと思います。 |
■幼少期の頃
我が家は父も母も仕事でかまってもらえず、いつも一人で近くのおもちゃ屋さんに遊びに行っていました。父は厳しくて特別な時にしか買ってもらえないのですが、ただ見ているだけで嬉しいものでした。そのうちお店のおばさんと仲良くなり、小学四年生くらいのときに自給100円でアルバイト(留守番と買い物)をさせてもらいました。プラモデル、超合金、ゲームウォッチ、スーパーファミコン、で時代の流れを感じ、おもちゃを買って嬉しそうに帰る子供の顔や親の笑顔で笑顔の素晴らしさを感じた気がします。
■起業もしくは社長就任のきっかけ
1980年代、大学卒業後、父親はフエルト素材が販売不振であったことから、私をウレタン材(スポンジ素材)を扱う会社に丁稚奉公に行かせました。奉公先の社長から技術部へ行けと言われ、製造技術、加工技術、品質管理も兼ねていたので、不良選別やクレーム処理もしました。バブルの終わりかけに当社に帰ってきたのですが、今度はウレタン材が販売不振となり、「素材は常に良いものに変わっていく」事を実感し、新素材の勉強を余儀なくされました。「なんで売れなくなったのか?なんで変わられたのか?」を考えた時に「商品は名前で売れているのではなく、機能で売れているんだ」と感じ、常に素材の機能を見て販売する会社にしたいと思いました。
■社長就任以降、苦労した事、心に残るエピソード
バブル崩壊後は各社各様に展示会や講演会を開き、新素材の紹介に躍起になっていましたが、既に価格競争のみが激化し,今までの商品が薄利で販売される時代でした。開発者は純粋に良いものを作りたいと願うのに、なかなか買ってもらえないというなかで、接着、成形、縫製の技術を駆使して得意先の方が喜んでもらえるようにすることで、新素材の販路を見つけていきました。嬉しいのは、開発者も得意先も皆が喜んでくれたことです。ひとつの商品でたくさんの人を笑顔にできるんだと実感した時、会社をやっていく自身につながりました。
■感謝と聞いて思い浮かぶエピソードや人物像をお聞かせ下さい
実は先代、吉田和正の好きな言葉が「感謝」でした。今も弊社の経営理念は「感謝」「実行」「志」です。苦言を呈する人がいたとしても、色んな人がいるからこそ人生は楽しくなる、そして「ありがとう」と感謝することから、自分を動かす力になると教えられました。父は「悔しくて泣きたい時でも笑える男になれ、泣くなら笑え」と言っていました。それは今でも僕の心の支えになっています。
■今後の目標
僕は浪花節ですから「人情なくして歓びなし」。常に人を大切にする会社でありたいと思っています。お客様もともに働いてくれるメンバーも笑顔にできる会社であれば、その会社は大小にかかわらず、存在して良い会社だと思うのです。そう思うメンバーが働ける場所であれば良いと思っています。